北海道イクトイトト日記

2019年からイナーメ信濃山形で活動しております。2020年から社会人1年目、E1クラスタ2年目。シャス。

2019 サロベツ100マイルロード エリートクラス14位

今年は大学最後の年だが、イナーメでJPT出場とサロベツで2連覇するという目標を掲げました。

 

結果、シーズン前半のJBCFレースではE1であんまり良いとは言えないリザルトだけ残り、今回も不甲斐なく終わりました。ニセコは年代別3位だったので、この調子でいけばサロベツも余裕だろうと訳の分からない過信があったのが敗因の一つだったかと思います。油断していました。

 

長距離レースが得意なので前半から動いても後半でも踏めると、過去の経験上感じていたが、今回は思い通りいきませんでした。

詳細綴っていきます。

 

・レース当日

宿の部屋が階段の隣ということもあり、うるさく何回か起きてしまったがしっかり4時起床。優勝した去年、当日の朝は塩辛食べたので今年も同じ感じで。とくに変わったものは食べなかった。


f:id:momonomakino:20190722133046j:image

天気は良く、晴れて暑くなりそうな予感でした。

 

レース前は色んな方にご挨拶し、特にアップはせず、車の中で時間まで待機。気付いたらレース15分前で、だらだらしていたら5分前。急いで準備してスタートライン着いたのが出走2分前...。酷い有り様だが無事スタート出来た。

 

今回はYURIfit小橋選手、僕の前チームメイトの奥山選手、東京ヴェントス(今回はNSR)の伊藤選手、サロベツ強いDOKYU平田選手が驚異になると予想して、その選手達の動きを警戒していった。幸いにも一番実力がある佐野選手と同チームで走れるので単騎的な動きは少し避けられると予想した。

チームとしてはNSRと北大が強敵であるとみた。ボビッシュは人数多いので邪魔になって厄介になると予想した。

プランとしては中盤~終盤にかけてセレクションして、有力数名で勝負する感じ。そこから更に絞って最終的に独走するイメージ。たが...。

 

・レース

集団の一番後ろから佐野さんとスタート。2km地点位の豊富方面へ抜ける分岐前には集団先頭へ上がっていた。

 

今回はメンバーが濃いので1周目からバチバチなるんだろうなと思っていたが、一瞬バチっとなったくらいで比較的スローペース。気付いたら伊藤選手、小橋選手を含む逃げが形成される。徐々に差が開き、メンバー的にもこのまま逃げ切られる可能性があったので集団にローテーション促すが中々まとまらない...。逃げにボビッシュの選手が入っており、ボビッシュが先頭固めてペース落としているのではないか。

このボビッシュをバラバラにさせるために佐野選手と僕、奥山選手や北大ら中心として集団のペースアップを図り、最大2分半位まで開いてしまったタイムギャップを45秒位まで縮め、3周目には吸収出来た。

 

ここから1周はほぼサイクリングペースで特にキツくなる場面はなく、ペースアップで使いすぎた脚を回復させることに。たまにペース上げて集団絞る動きを佐野選手と行うが中々決まらない。何処かで有力選手らと抜け出せたらいいですねと話した。

 

4周目、佐野選手含む数名がスルスルっと抜け出した。メンバー見る限りそうでもなかったので見逃してみた。

NSR小林選手に「前逃げてるけど追わなくていいの?」と挑発された(いつも言われてるから気にしないw)。

その後の集団のまとまりが悪く、すぐに2分程に開いてしまった。また集団にローテ促すが...(以下略)。

 

この時点での僕の心理としては、正直先頭を追う事に葛藤を感じていた。逃げには同チームの佐野選手が加わっている。しかし自分は選抜入り(正確には2連覇したい)したい気持ちが交錯していた。結局僕主導で先頭を追いかけることにした。佐野さん申し訳ないです。

 

まとまらない集団でローテ回していたが、小橋選手が「長い登りでカチ上げて、そこからも後ろ関係なくローテしてペースあげようと」提案し、奥山選手、北大らと協調する。登り口は北大knbr選手先頭で入り、後ろ付いても400w越え。マジできついが自分も先頭出て更にペース上げる。この登りで15名位に絞れたのかな。

 

この絞れたメンバーで先頭を追うが、pandaとボビゥシュの選手が中々ローテに加わってくれない(恐らく逃げには両チームの選手が入っていなかったから何したいのか意味が分からない)ので「邪魔だからローテ入らないなら後ろ下がってください」と一言入れた。

こんな大学生が偉そうにと閲覧者は思うかもしれないが、意味分からなくペース落とすようなローテーションはマジでやめてほしい。増して、逃げに送り込んでいないチームなのに。余裕無いなら後ろにまわってほしい。

 

http://blog.livedoor.jp/k_yuri_s/archives/55608194.html

似たようなこと小橋さんも書いていました。

 

どこまで進んだんだっけ。

ああ、先頭と40秒近くまで縮まり、7周目の2分の登りで先頭の9名にブリッジかけるように小橋選手と奥山選手が飛び出した。正直この時点では僕の脚はかなり限界きており反応出来なかった。タイムギャップ的にもどうせ追い付くだろうと思った。やはりラスト周回入る前に追い付いた。

 

が、すぐに佐野選手が1名の選手とともに再度飛び出し、あっという間に45秒程開いた。

ここでNSRの伊藤選手が先頭を追う動きに入ったので後ろに付く。佐野選手が逃げているので申し訳ないが後ろツキイチさせてもらう。かなりツキイチしていたので、小林選手に「まきの~」と怒られた。すんません。

道道入ってからの平坦も伊藤選手主導で引いていたので中盤辺りで逃げは吸収された。脚はちょっと回復したのでキツいけど我慢すればワンチャンあると思っていた。

 

焦りからか早めに下り入る前の短い登りでアタックした。絞ろうとめちゃくちゃ蛇行した。ここでついてきたのは小橋選手(後々聞いたが両脚攣ったらしい)とknbr選手、すぐ後ろに佐野選手でこれは理想としていた展開になりかけた。

だが下りで後ろに追い付かれ、カウンターで長澤さんがアタック。去年のデジャブかなと思い見逃した。どうせ登りで吸収されると思ったが、それは大誤算だった。knbr選手が再度長澤さんへブリッジかけ、北大2名の逃げが形成された。本当にやらかした。

 

登り終わりで僕が焦ってブリッジかける動きを。これに反応したのはmuur池辺選手。後ろとちょい離れたけどすぐ吸収され、先頭とのタイムギャップは15秒。去年ここの平地の時点で15~20秒で逃げ切れたので二人ならいかれる可能性大。

鋭角左コーナーを先頭で入り、再度アタック仕掛けてみる。しかしキレがないので中々絞れないが、ここで逃げとの差が縮まり、後ろ振り返った長澤さんがメンタルやられドロップ。

個人的な心情としてはかなり焦っている。この時点でスプリント力のある小橋選手と奥山選手が残っているので非常にまずい。

この先のアップダウンでも2回ほど飛び出すが決まらず、有力選手が残る一方でただただ脚使っただけ...。まだknbr選手が逃げていたがそろそろ吸収出来そうだ。

と思った矢先脚溜めていただろう平田選手がアタック。牽制の雰囲気になり、多分これ決まったと思った。平田選手を追うようにゴール前の下りで最後の捨て身アタック。これが失敗でただ後ろの選手らのアシスト的な動きになってしまい、スプリントで踏むが他の選手に先行されてしまった。速度差で捲るのは厳しく諦めた。流してゴールして14位。

 

悔しくゴールライン越えてすぐ涙出た。自転車降りてからも落胆していたが色んな方々に励まして頂きました。ありがとうございました。こう書いてる今も悔しすぎて泣きそうです。

 

後半はほぼ単騎的な動きになってしまい、それでも希望とする人数に絞れなくて、スプリントの位置取りが悪くシングルも入れなくてとても不甲斐なかった。

 

反省点としては、やはり終盤、特にラスト1周後半の動き。可能性のある逃げには乗る。更に言うと小橋さんにもレース後ご指摘頂いたが、7周目の登りでのアタックに反応すべきだった。あれに乗っていれば、そのまま先頭9人+3人で更に逃げることができていたかもしれない。

すべてに共通するのだが、やはり短時間(~2分)の絶対値、瞬発力の弱さが最大の敗因だったかもしれない。確かに5分は6.4倍位かそれ以上出せるけど、2分は7倍ちょいしか出せない。1分は8.5倍が限界。今後のレースに向けて、短時間のインターバル力を強化していきたいと思う。

これを言うと失礼だとおもうが、北海道内では長い距離走ってからの高強度は自分が一番強い自信があったし、冒頭でも述べたようにサロベツならいけるだろうと謎の過信があった。

北海道のレースはレベルが上がりつつあるとみた(自分がエリートクラスで走った3年間感じた中で)ので常に勝てるという自信は無くしていこうと思う。

が、絶対勝てるくらい弱点を克服していこうとは思う。

 

最後に、応援して下さった方々ありがとうございました。期待に沿えなくて申し訳ないです。

ですが、TDHの北海道地域選抜の補欠に選出して頂きました。ありがとうございます。

 

次回のレースはJBCFの南魚沼ロードのプレーオフ戦。札市民。からのツール・ド・おきなわ。ですが、沖縄は資金面が厳しくどうにかして調達出来ないかと思っている次第です。

 

引き続き応援宜しくお願いします!